東屋

庭園の中に、眺望や小休憩のために作る侘び形式の簡易な建物のこと。屋根は四角、五角、六角、丸形などの四方葺きおろしで壁を用いずに作られたり、腰板のみの場合もある。柱だけで壁面をほとんど持たないか、持っていても簡素な造りのものが多い。開放的で眺望に優れるため、大名庭園や神苑、池の畔などに休憩所として設営された。屋根は寄棟など四方に軒を下ろしたもののほか、六角形や八角形の屋根を持つ宝形造のものが多く見られる。風景を楽しむ場所のみならず、建物それ自体が庭園の風景にとけ込む。

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